「美味しんぼ」問題 書き起こし 5/22/2014

ラジオ大阪の、中井雅之のハッピーで行こう、火曜日の名物コーナー、週刊!矢野新聞、新聞うずみ火代表でジャーナリストの矢野宏さんのお話がありました。

夏までもう3ヶ月だそうです。
矢野さん、福島にも行かれて取材され、福島の模様はご存知であり、その中で美味しんぼ問題、週刊誌に載った鼻血の問題があり、鼻血、除染に関してエキセントリックに問題があり、しかし、問題の本質が見えにくくなっていると言われました。
昨日が最終回で、一旦お休みになり、この作品とは別に編集部は有識者、自治体の意見も10ページ紹介して、編集部の見解も載せています。批判を真摯に受け止めていくというのです。
問題は、美味しんぼ、究極のメニューを作り出すものであり、連載は1983年、31年前からのもので、単行本は110巻、関連本は1.1億も出ています。だから、問題になったのです。
福島の真実は去年の1月から始まり、雁屋氏が2年、矢野さんも丹念な取材をされたとして、福島の農家の苦悩も描写し、そういうものは読むほうも感銘を受けたというのです。
根底には、福島事故の今を指摘しているもので、国、自治体に雁屋氏、怒りをぶつけているのです。
問題になったのは、主人公が福島原発取材後疲労感、鼻血があり、双葉町の前町長の証言も、被曝のせいと証言し、これか゜風評被害として批判され、除染しても意味なし、今の福島には住めないといっているのです。
そして、大阪は岩手の震災がれきを受け入れて、その近くの住民が、放射線の影響か不明なものの、害があり、これも先走った被害と批判されました。
福島県は、特定の個人の発言が県の現状だと取られると小学館に抗議があり、閣僚も、菅長官、鼻血と因果関係なし、森大臣も批判していますが、森氏、自民が野党時代に、子供の鼻血について質問しているのです。その時には批判されず、立場が変わり、政府の一員になったらこれです。
矢野さんも、鼻血と被爆について厚労省に問い合わせて、あちこちにたらいまわしにされて、血小板が減少したら鼻血になり、500ミリシーベルトで100人に一人出るというのですが、一般人の許容は1ミリシーベルトです。
放射線治療の専門家は、鼻血の可能性を指摘し、科学的見地と言ってもわかっていないのです。
矢野さんも福島に行って、事故直後、子供の鼻血を聞いたのですが、それが放射線のせいかは不明です。
矢野さん、問題の本質は、科学的見地にたてと言われても分からないことで、大阪へ自主避難されている森松さんのお話、鼻血が出たかどうかが問題ではなく、風評被害として、声なき声が封じられるのが問題で、福島へ戻れという一方的なことしか許されず、そういう世の中が問題といわれるのです。
もちろん現地に暮す人もあり、いたずらに不安をあおるのは問題ですが、矢野さん、原作者の雁屋氏、福島の復興は土地の復興ではなく人間の復興、子供が大事といわれたのに共感されました。
中井さん、これを視界から見るものでセンセーショナルであるが、低線量被爆は分からない、分からないからないのではない、政府はないことにしたほうが都合がいいと指摘され、矢野さんも同意され、中井さん、声なき声、こういうことがないとでないからいい機会と指摘され、分からないなら、政府は分かるようにせよ、ないというのは政府は無責任、科学的根拠はそちらこそ言え、われわれも現地のことを、国民として共有させるべきと言われました。
矢野さん、風化させてはならないと言われました。
矢野さんはこれからも福島を取材されます。以上、今週の矢野さんのお話でした。
永岡 浩一