原発を動かさなくても電気は足りる。ウラン濃縮に天文学的なエネルギーと手間を要する原発は、本当は資源の浪費なのです。5/26/2014

永岡です、ラジオ大阪の、里見まさとのおおきに!サタデー、名物コーナー、ジャーナリスト矢野宏に聞く、新聞うずみ火代表の矢野さんのお話がありました。原発関係のお話で、こちらにも流します。

今日のお話は私の予想通り大飯差し止め判決。再稼動を認めない判決の波紋であり、矢野さん、うずみ火で高橋さんと書かれた「関西電力と原発」を出されて、里見さんもこれを読まれて、これ、元関西テレビのヤマヒロさんこと山本浩之さんも参加されたものです。

その、大飯差し止め訴訟、控訴され、今週の水曜日に福井地裁で差し止めであり、3,4号機の差し止め。3・11の福島事故以降初の判決で、画期的なのは、大飯の是非だけではなく、この地震国日本で原発はアカンという問いを突きつけたものなのです。

キーワードは人格権、憲法13条に保障され、他の人間から保護される権利で、広義の人権と同じ、この日本で、原発はアカンという判決なのです。

この判決を出した樋口裁判長、優先するのは人格権で、発電の手段である原発はその下、人格権に被害のある原発はアカンといい、さらに、経済性も、原発を止めて貿易赤字が出ても(円安でさらに膨らむ)、これを国富の流出、損出と言ってはならない、国民の幸福が国富で、これを取り戻せないのが国富の損失として、矢野さんもこれを見て驚かれて、国策を否定する判決には勇気が要り、さらに、経済性よりが大事と言っているわけなのです。

経済のために原発はやむを得ないとも思われるが(永岡注:原発は発電コストが実際は最悪)、政府は再稼動の方針なのに、福島の反省の下、この判決があるのです。

もう一つのキーワードは250km、原発の圏内の国民に人格権の否定があり、250kmは福島→東京、事故時に、民主党政府の想定した最悪のシナリオが、使用済み核燃料の崩壊で、あれを冷やせなくなったら東京もパーであり、朝日のスクープで、吉田所長の証言、700人の所員のうち650人逃げた、これを矢野さん責められず、しかし、所長命令に逆らって逃げるほどのもので、大飯原発なら250kmなら大阪はおろか、西は島根まで、それだけの距離の人格権を判決は保障したのです。

再稼動をいくつもの原発が申請し、しかし、これらの半径250kmを入れたら日本が全部入る=日本に原発はアカンが裁判長の判断であったのです。

里見さん、規制委や、安倍氏の諮問機関,偉い人なのに、政府の味方をしていると指摘されて、矢野さん、やはりそう見てしまう、判断の中に、福島でまだ13万人避難、帰れず、判断材料として、安倍氏らの判断に疑問と言われました。

里見さんも、答えがそこにありきと指摘されて、矢野さん、大飯の判決で関電は控訴し、住民も二つに分かれて、大飯で原発に頼り、民宿を経営されている人は、定期検査のたびに関電社員、ゼネコン社員の需要で民宿は成り立ち、原発がないと儲からない例と、しかし、福島から自主避難された女性は、判決に、自分の思いが通じた、福島から避難したのに、大飯で事故なら何のための避難か分からない、第二の福島を作ってはいけないと言われます。住民にも原発に頼りたい声もあり、原発反対もある、一人一人の判断があり、国が決めたからとか、関電は大きい会社だからではなく、一人一人が判断すべきなのです。

里見さん、一人一人の幸せが国富というのは重大と言われました。もちろん、石器時代に戻れとは言わないがと言われました(永岡注:原発が動かなくしても電気は足りるし、それにウラン濃縮に天文学的なエネルギーと手間を要する原発は、本当は資源の浪費なのです)。以上、今週の矢野さんのお話でした。