8月28日「原発メーカー訴訟」第一回口頭弁論が行なわれました!

去る8月28日、「原発メーカー訴訟」第一回口頭弁論が行なわれましたので、概要をご報告します。

日時:2015年8月28日(金)10:00-11:30
場所:東京地裁101号大法廷(約100人収容)
出席者: 
  裁判官    阪本勝裁判長,武部知子裁判官,渡邉達之輔裁判官  
  原告弁護団  数名
  本人訴訟原告 3名
  原告・一般傍聴 約100名
  被告弁護団(GE・東芝・日立)13名
   *被告社員の出席は不明。
進行:

10:00 開廷 
    阪本勝裁判長より、代理人の選定がない原告(6名)の確認があった。

10:10 島昭宏弁護団長からプロジェクター利用による訴状の趣旨概要説明
    および原告弁護士より法律構成の説明

10:45 原告意見陳述(郡山在住の森園和重さん)

10:55 被告代理人(GE、東芝、日立)の主張

11:15 裁判長からこれからの裁判の進め方の確認(進行協議)
    ・第二回口頭弁論(10/28)の二週間前(10/14)までに準備書面を提出する
     こと。
    ・代理人の選定がない原告についても、同日までに「主張の変更」に必要な
     書面を提出すること。
    ・本日出頭していない代理人の選定のない原告は、1か月以内に東京地裁に
     連絡がない場合は、原告取下げとなる。
     (池田智子さんからは、原告取下げの意思表示があった。)
    ・なお、代理人の選定がない原告である崔勝久さんと朴鐘碩さんからは、
     「主張の変更」の申し出および陳述する内外の原告および証人リストの提出
     を予定している旨の発言があった。

11:30 閉廷

なお、当日予定されていた進行協議は、裁判の中で確認できたため、中止されました。

「原発メーカー訴訟弁護団」第1準備書面(15-8-21)です。

☆第一回口頭弁論後、12時から、司法記者クラブにて記者会見が行なわれました。
☆12:30より、衆議院会館にて「報告集会」が行なわれ、100名近い出席者がありました。

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<東京新聞、本日夕刊記事のURLです>

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015082802000253.html

「原発メーカーにも責任」 GEなど3社に賠償訴訟

東京電力福島第一原発の事故で、被災者を含む国内外の約三千八百人が、同原発の原子炉を製造した米ゼネラル・エレクトリック(GE)と東芝、日立製作所の三社に損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が二十八日、東京地裁であり、原告側は「東電だけでなくメーカーも事故の責任を負うべきだ」と主張。メーカー側は争う姿勢を示した。

 原子力損害賠償法は原発事故で電力会社などの「原子力事業者」以外は賠償責任を負わないと定めている。原告側は、この法律は「製造者の責任を問う権利を妨げており、違憲で無効」と主張。「三社には原発の構造上の欠陥を知りながら放置した過失がある」と指摘。メーカー側は「三社が責任を負わなくても被害は賠償される。違憲ではない」と主張した。

 原告の一人で福島県郡山市の森園和重さん(53)は意見陳述で「低線量被ばくを強要され続け、放射能に汚染された土地に戻れずに自殺する人も後を絶たない」と被災地の窮状を強調。「原子炉の欠陥が指摘されながらメーカーは責任を追及されていない。利益のみを追求し責任を逃れる理不尽極まりない現状を、許さないでください」と訴えた。

 原告は福島県の三十四人を含む国内の約千四百人と韓国や台湾などの約二千四百
人。メーカーの賠償責任を認めさせることが訴訟の最大の目的のため、請求額は一人当たり百円とした。

◆原告に元設計者も

 「メーカーの責任は決定的に大きい」。閉廷後、原告らは東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した。原告の一人で元東芝の原子炉格納容器設計者だった後藤政志氏(66)は、賠償責任を否定するメーカー三社の責任の大きさを厳しい口調で訴えた。

 後藤氏自身は、福島第一原発には関わっていないが、「(放射性物質の拡散につながった)水素爆発がなぜ起きたか。一番分かっているのはメーカー。責任がないとは口が裂けても言えないはずだ」と声を絞り出した。

 日本の脱原子力運動を支えた核化学者の故・高木仁三郎氏の妻で「高木仁三郎市民科学基金」事務局長の久仁子さん(70)も「海外では事故のたびに安全性を見直してきた。日本では見直しの検討さえせず、今回の事故の遠因になった。メーカーの責任を問わない仕組みのままでは、将来の安全はない」と訴えた。

以上です。